本日も、先日配信されたワンダヴィジョン第6話における考察をしていく。
*この記事にはワンダヴィジョンのネタバレが含まれています。まだご覧になっていない方はご注意ください。
SWORDの本当の目的とは?
第6話でモニカ、ウー捜査官、そしてダーシー・ルイスの3人は、SWORDのヘイワード長官の捜査方針に反対し、基地から追い出される。しかし3人は自分たちを連行していた職員を倒し、上手く基地に隠れて独自の操作を続けるわけだが、ここでダーシーがSWORDの基地のネットワークに接続し、ヘイワード長官の機密情報を手に入れることに成功する。
ヴィジョンを追跡するヘイワード長官
そして、彼らはヘイワード長官がウェストビュー(ヘックス)内のヴィヴラニウムの痕跡を辿っていることを明らかにする。このヴィヴラニウムとはもちろんヴィジョンのことであるが(ヴィジョンはヴィヴラニウムの身体を持つ)、なぜヘイワードはワンダではなくヴィジョンの行方を気にしているのだろうか。
ヴィジョンを「兵器」として利用している可能性
結論から言えば、SWORDはヴィジョンを兵器として利用しようとしている可能性が高い。これには、主に4つの証拠がある。
1.白目作戦(カタラクト)
1つ目の証拠は、第6話のダーシーのパソコンに映る、白目作戦(カタラクト)である。先ほども触れたように、ダーシーはSWORD内のネットワークをハッキングして情報を得ることに成功するわけだが、そこで彼女は、ヘイワード長官が「白目作戦」という戦略を企んでいることを突き止める。
この作戦については今のところ詳しく言及されていないが、おそらくこの「白目」というのは、第4話で登場したヴィジョンの死体姿のことを表している可能性が高い。
また、この「白目作戦」は英語で’Cataract ’とパソコンに表記されているのだが、その下にとんでもない情報が記されている。それが”classified weapons intel”という文字だ。これは「武器(兵器)関連情報」という意味である。つまり、SWORDはこの作戦を通して、ヴィジョンを兵器として利用しようとしている可能性が極めて高いのだ。
2.ヴィジョンを解体していたSWORD
第4話において、SWORDで補完していたヴィジョンの遺体をワンダが奪い去っていたという情報がヘイワードによって明かされたが、この時の映像をよく見てみると、ヴィジョンがバラバラに解体されていることがわかる。
「武器として利用しないでほしい」という遺言をヴィジョンが残していたことがわかっているが、もしかすると本当に武器として利用しようとしているのはSWORDなのかもしれない。
3.S.W.O.R.D.の正式名称
SWORDは、ワンダヴィジョンで初めて正式にMCUに登場したが、もちろん原作コミックでも登場している。しかし、このSWORDの正式名称は原作とMCUとで少し違っている。
原作: Sentient World Observation and Response Department
MCU: Sentient Weapon Observation and Response Division
赤色になっている部分が違っているわけだが、ここで注目したいのは”W”の部分である。
元々、原作ではWorld(世界)となっているわけだが、MCU版ではWeapon(武器)となっているのだ。
つまり、MCU版のSWORDは「武器」や「兵器」に関する組織であることは明らかなのだ。
もしかすると、ヴィジョンを解体することでウルトロンを作ろうとしている…なんてこともあるかもしれない。
4.ヘイワード長官の発言
また、第4話でヘイワード長官が、仕事に復帰したモニカに「有人ではなくロボットやAIによる任務が主流だ」「知覚武器も使う」と述べていることからも、この組織がヴィジョンを兵器利用しようとしている可能性は大いにある。
以上がSWORDがヴィジョンを兵器利用しようと計画している可能性が高い理由である。
もちろん、上記の4つ以外にも証拠があるかもしれない。その際はコメント欄でシェアして頂ければ幸いだ。
次回の記事でも、ワンダヴィジョン第6話の考察を紹介する。
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