【ワンダヴィジョン第7話 考察②】黒幕の狙いは〇〇の復活!?「あの本」の正体とは?

Marvel / MCU

*この記事にはワンダヴィジョン第7話までのネタバレが含まれています。

MCUフェーズ4最初の作品となる『ワンダヴィジョン』の第7話が先日配信された。

今回の記事では、前回に引き続き物語の考察や小ネタを紹介していきたい。

「前回までのワンダヴィジョンは…」

ワンダヴィジョンでは、物語の冒頭に「前回のエピソードのおさらい」が流れる。今まで第2話、3話、4話、5話、6話、7話と「前回のおさらい」が含まれていたわけだが、これには「ある変化」が存在している。

字幕で視聴されている方は既にお気づきかもしれないが、エピソードが進むにつれ、「Previoustly on WandaVIsion(前回までのワンダヴィジョンは)」と言うワンダ(エリザベス・オルセン)の声の調子が徐々に下がっているのだ。

実際にそれぞれのエピソードの音声を聞いて頂ければわかるのだが、第2話と第7話とを聞き比べるだけでも、その声の違いは明らかである*(吹き替えでは再現されていない)。

これは、ウェストビューで暮らすワンダの精神状況が徐々に悪化していることを表しているのだろう。

ご存じの通り、第7話のCMでは”NEXUS”という抗うつ剤が紹介されていた。この薬の副作用には「うつの悪化」が含まれていたため、徐々に悪化していくワンダの精神状況をCMで表していた可能性が高い。

ちなみに今回のエピソードでは、モニカがワンダの家へ向かう際、ワンダが薬のようなものを服用しているシーンも映っていた。

アグネスの地下室にあった「不気味な本」

© 2021 Marvel

今回のエピソードにおける1番のサプライズは、アグネスが黒幕であったことだ。前回も述べた通り、まだアグネスがヴィランだと確定しているわけだはないが、地下室の雰囲気を見る限り彼女がヴィランの可能性は高いだろう。

そしてその地下室には、いかにも不気味な本が置いてあった。これと同じ本が今までMCUに登場したことはないが、似た書物なら思い当たるものが2つある。

カリオストロの書

© 2021 Marvel

1つ目は、映画『ドクター・ストレンジ』に登場したカリオストロの書だ。この書物にはドルマムウを呼ぶ禁断の魔術が記されていた。アグネスの書物と完全には一致していないものの、外見がある程度似ていることから、アグネスはエンシェント・ワンの知り合いであり、彼女のコレクションから禁断の書の1部を盗んだという可能性も考えられる。
もしこの考えが当たっているとするならば、ワンダヴィジョンが映画『ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にスムーズに繋げられる。

ダークホールド

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もう1つの似ている書物は、ドラマ『エージェント・オブ・シールド(AoS)』で登場した「ダークホールド(Darkhold)」だ。
ネタバレに繋がるため詳しい内容は言えないが、この本は危険なだけでなく、人間の知能を超えたありとあらゆる知識が記されている。
アグネスの書物はAoSのダークホールドと見た目は違うものの、MCU版のダークホールドの可能性も十分ある。

また原作では、この本がマーベル・ユニバースにおける「ヴァンパイア」の生存を可能にしているため、MCU入りが確定している「ブレイド」の登場の伏線にもなる。
また同じく原作ではドクター・ストレンジとも関係するため、こちらもドクターストレンジ2へと物語を繋げやすい。

アグネスの目的とは?

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ワンダを始め、ハーブやピエトロを操っていたことが判明したアグネスだが、彼女がヴィランであるとするならば、その目的は何なのだろうか。

メフィストの召喚

メフィスト

筆者は、原作で悪魔として知られている「メフィスト」を召喚することが彼女の目的ではないかと考えている。既に何度も考察しているように、ワンダヴィジョンには「悪魔」を匂わせる小ネタ、セリフがいくつも登場している。
「悪魔の数字」として知られている「6」が強調されていることや、第6話でピエトロが「悪魔の子よ、地獄を解き放て!(Unleash Hell, Demon Spawn!)」と言ったことなどだ。

それだけでなく、アグネスの地下室には、壁に悪魔のような絵が描かれていることも分かっている。
また、先程紹介したアグネスの書物が赤色のオーラを浴びていたため、アグネスは赤色の身体を持つメフィストを召喚しようとしているのかもしれない。

行方不明の子供たち

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もしアグネスがメフィストを召喚しようとしているならば、彼女は子供をさらっている(誘拐or犠牲にしている)のかもしれない。

第6話の最後、ワンダはヘックスの領域を広げるためにかなりのパワーを使っていたため、第7話はワンダの力のコントロールが効かなくなっていた。
そのこともあり、ワンダが冷蔵庫から取り出したアーモンドミルクが次々と形や柄を変えていた。その際、牛乳のパッケージに「行方不明の子供の情報」が書かれていた。
またそれだけでなく、7話の終盤から、トミーとビリーの行方も分からなくなっている。

つまりアグネスは、メフィストを召喚するために、ウェストビュー内の子供を誘拐しているのかもしれない。

実は原作コミックにおいて、メフィスト(Mr.パンデモニウム)はワンダの双子を腕にしている。

もちろん、MCUは普通そこまでグロテスクな描写はしないため、実際にこれが起きるとは限らないが、仮にメフィストがいるとすれば、復活するためには子供の犠牲が必要なのかもしれない。

メフィスト恐るべし…。

次回は7話のCMを中心に考察の続きをしていく。

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