【アクションだけじゃない!】『シャン・チー / テンリングスの伝説』ネタバレ感想!エンドクレジットも解説!

Marvel / MCU

*この記事には、映画『シャン・チー / テン・リングスの伝説』のネタバレが含まれています。必ず本編をご鑑賞後、お読みください。

本日9月3日(金)、アジア系主人公初となるMCU映画『シャン・チー / テンリングスの伝説』がついに公開されました。今回はこの「神映画」の感想を徹底的に語っていきます!

冒頭から激アツのアクション

©︎ Disney/Marvel 2021

まず何といっても、本作の見どころの1つはアクションシーンでしょう。冒頭から主人公:シャン・チーの父”マンダリン(ウェンウー)”がテン・リングスを使ったアクションをこれでもかというほど見せてくれます。

テン・リングスという10個の腕輪を使った戦いは、今までのMCUでは見たことのない爽快なアクション。そこにカンフーの動きが加わることで、さらにユニークさが増していました。

また、バスの中でのシャンチーの戦闘シーンや、ビルのような建物で繰り広げられるアクションもMCU史に残されるほど、非の打ち所がありません。

最後の龍同士の戦いも、なかなか壮絶なもの。思わず「これはMCUなのか!?」と感じてしまいました。いい意味でMCUっぽくない映画でした。

主人公:シャン・チーの壮絶な過去

©︎ Disney/Marvel 2021

本作の主人公のシャン・チーは、今までどのような生活を送っていたのでしょうか。彼は、テン・リングスを操り権力と富を追い求めていたマンダリン(ウェンウー)と、神秘的な力を持つ村「ター・ロー」出身のリーとの間に生まれました。幼いころは両親と妹と幸せに暮らしていましたが、父のマンダリンが過去に行った暴虐がキッカケとなり、母親が殺害されてしまいます。

妻を失った悲しみと怒りに暮れたマンダリンは、封印したテン・リングスを身に着け、再び過去のように争いを繰り返す生活をします。シャン・チーは父のもとで殺しの術を鍛えられ、14歳になった時、母親を殺した組織のリーダーの殺害を命じれられ、父親のもとを去り、身分を偽ってアメリカで生活していたのでした。

マンダリンの悲しい過去に思わず涙

©︎ Disney/Marvel 2021

本作は「親子の戦い」というテーマを描くといわれてきましたが、必ずしもシャン・チーの父が極悪人と呼べないのが本作の素晴らしい設定。マンダリンは、リーという女性と出会い、恋に落ちてシャン・チーと妹のシャーリンを授かっていました。

彼はしばらくの間家族と幸せな時を過ごしていましたが、過去に自分が犯した罪が原因でとある一味から復讐を受け、妻を失ってしまい、その悲しみと怒りから、再びテン・リングスを使って暴力に訴える生活に戻ったということが分かりました。

シャンチーとシャーリンを部下に襲わせたことも、妻を呼び戻すために行った「愛」ゆえの行動だったとも見て取れます。

*テン・リングスの力によってマンダリンが1000年以上も生きていたことはかなりの衝撃でした。それほどテン・リングスには大きな力が宿っているということなのでしょう。

なぜか仲の良いウォン&アボミネーション

©︎ Disney/Marvel 2021

シャン・チーの妹のシャーリンが経営している闘技場には、ウォンとアボミネーションが戦いを繰り広げていました。

結果的に、ウォンが魔術を駆使して勝利を手にしますが、戦いの後、2人仲良くカマー・タージ(ドクター・ストレンジが魔術を教わった場所)へ戻っていました。

2008年公開の『インクレディブル・ハルク』では悪役だったアボミネーションが、ウォンと一緒に行動していることは衝撃的ですが、もしかすると、ドクター・ストレンジのように何かを求めてカマー・タージで修行しているのかもしれません。

ジブリのような美しい村「ター・ロー」

©︎ Disney/Marvel 2021

精巧な映像技術も、本作の見どころの1つ。特にシャン・チーの母親が元々暮らしていた場所「ター・ロー」は、ジブリや中国神話をリスペクトしているかのような、とても美しい世界観を楽しめます。

美しい自然に囲まれたのどかな雰囲気や、特殊な生き物、そしてもちろん、『千と千尋の神隠し』を思い起こさせる龍の存在も確認でき、きわめて神秘的な村でした。

また、「ター・ロー」には魔界?と思われる邪悪な世界とつながっている扉が存在していましたが、これはもしかすると、将来的に公開されるMCU映画『ブレイド』とつながっていくのかもしれません。ブレイドは魔界が密接にかかわっているキャラクターなので、近い将来、「ター・ロー」が魔界とのつながりの役割を果たす可能性もあります。

驚きのエンドクレジット

©︎ Disney/Marvel 2021

MCUの醍醐味の1つであるエンドクレジットシーン。本作にはエンドクレジットが2つ存在していました。

1つ目のエンドクレジットでは、友達に世界を救った話をしているシャン・チーとケイティが、突如ポータルから登場したウォンに呼ばれるシーンから始まります。

ウォンについていくと、なんとそこにはキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースと、ハルクことブルース・バナーが!

どうやらテン・リングスの構成を分析しているらしく、宇宙中を飛び回っているキャロルも、科学者のブルースも「今までに見たことがない」と声をそろえて言います。そして、リングの中にある何かがメッセージを発しているという事実が発覚しました。

果たして、いったい何がメッセージを発しているのか。本作では魔界とのつながりが示唆されていたので、魔界が関係してくる可能性もあるでしょう。

2つ目のエンドクレジットは、シャン・チーの妹シャーリンがテン・リングスの組織のトップに君臨する様子が描かれました。シャン・チーは、妹が組織を解体していると信じているようですが、シャーリンがリーダーとなったテン・リングスは、これからも暗躍していくことでしょう。

テン・リングスは帰ってくる(Ten Rings Will Return.)」というメッセージで、本作は幕を閉じます。

 

『シャン・チー / テン・リングスの伝説』は9月3日(金)から全国の劇場で公開中。

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