*この記事には『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』のネタバレが含まれています。
先日24日に「3つ」のタイトルが発表されていたスパイダーマン3。
世界中のMCUファンが大混乱したわけだが、その正式なタイトルがスパイダーマンの公式ツイッターによって特別映像とともに公表された。
This, we can confirm. #SpiderManNoWayHome only in movie theaters this Christmas. pic.twitter.com/kCeI8Vgkdm
— Spider-Man: No Way Home (@SpiderManMovie) February 24, 2021
タイトルは”No Way Home”
「本当の」スパイダーマン3のタイトルは「Spider-Man No Way Home(スパイダーマン / ノー・ウェイ・ホーム)」であることが明らかとなった。
ここで”No Way Home”を簡単な日本語に訳すと、「家に帰れない」という意味になる。もちろん、これは前作『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』で、ピーター・パーカーが世間に自分の正体を明かされてしまったため、自宅に帰れないことを表しているのだろう。
ここで今までのMCU版スパイダーマンシリーズのタイトルを振り返ってみよう。
1作目:Homecoming(帰郷)
2作目:Far From Home(家から離れた)
3作目:No Way Home(家に帰れない)
お気づきのように、シリーズが進むにつれ、スパイダーマンは家からどんどん遠ざかっていることが分かる。
動画に隠された秘密
スパイダーマン3のタイトルは、特別映像と合わせて公表された。
動画にはJon Watts(ジョン・ワッツ)とドアに記された部屋からトム・ホランド(ピーター)が出てくる場面から始まるが、この「Jon Watts(ジョン・ワッツ)」は、MCU版スパイダーマンシリーズの監督の名前であり、今回のNo Way Homeでも監督を務めている。*ちなみにジョン・ワッツはMCU版『ファンタスティック・フォー』の監督を務めることも判明している。
その後ジェイコブ・バタロン(ネッド)とゼンデイヤ(MJ)が合流し、タイトルが発表されるという流れになっている。
3人の会話の中では、トムホが正式なタイトルを教えてくれないことに疑問を持っていると、ゼンデイヤが「前作でもネタバレしたでしょ」というツッコミを入れる。
トム・ホランドは「ネタバレ王子」として知られており、映画の秘密情報をうっかり話してしまうことがしばしばある。
例えば、彼がトーク・ショーに出演した際、まだ公開されていない『スパイダーマン/ホームカミング』の1シーン(敵によって空から湖に突き落とされるシーン)をうっかり話してしまうということがあった。
このこともあり、Marvel Studioは「偽の脚本」を渡すなど、彼に対して徹底的な秘密対策を行ってきた。スパイダーマン3のタイトルが明かされないのもそのためであろう。
ホワイトボードに隠された秘密
スパイダーマン3のタイトルはホワイトボードに記されていたわけだが、このホワイトボードには様々な情報が含まれてある。
まず注目したいのは他のタイトル案だ。”Home Alone”や”Home Worlds”、”Work From Home”など、眺めているだけで楽しめるタイトル案がたくさん書かれている。
また、「六角形」の形をした図形もいくつか描かれているが、これは現在配信中の「ワンダヴィジョン」にも度々登場している図形だ。
これが何を意味するのかは色々な考えがあるが、スパイダーマン3では「マルチバース」が関係することが明らかになっているため、マルチユニバースを示しているのかもしれない。
また左上には、アイアンマンのアーク・リアクターのような絵もみられる。ピーターとトニー・スタークの強い絆が示されていると思うと感嘆深い。このようなさりげない所に重要なメッセージが込められているところがMCUの醍醐味の1つだろう。
『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』は2021年12月17日に劇場公開予定である。これ以上再延期しないことを願いたい。
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