【ワンダヴィジョン8話 感想】この物語がシットコムである本当の意味。

Marvel / MCU

*この記事にはワンダヴィジョンダ8話のネタバレが含まれています。ご注意下さい。

本日ワンダヴィジョン第8話が公開されました。この記事ではいつもとは違い、感想を述べていきます(少し考察も含まれています)。

アグネスは悪者…なのか?

前回、アグネスが「アガサ・ハークネス」であることが明かされましたが、どうやら彼女は1600年代から生きているそう。単純計算でいくと、彼女は現在400歳になります(笑)。

今までMCUでは魔法使いの話が語られることはなかったので、とても新鮮でしたね。ともかく、アグネスは「黒魔術」を使って処罰されているようでしたが、逆に彼女が周りの魔術師を倒す羽目に。アグネス強すぎ(笑)。

また、アガサは自分の母親も殺してしまうわけですが、その際に母親が身に着けていたペンダントを拾います。これは今でも彼女が身に着けているものですね。まさか母親のものだとは…。

後は、アガサが悪者なのかどうかも微妙なところ。黒魔術ってのを使っているから悪者っぽいけど、今回の行動を見ている限り完全なヴィランではなさそう…?

ワンダは全く悪者じゃなかった…。

© 2021 Marvel

今回のエピソードでは、ワンダがなぜウェスト・ビューを作ることに成功したのか、その謎が解かれました。

それは彼女がアガサに誘惑されたわけでも、怒りに駆られて暴走したわけでもなく、ヴィジョンを失った悲しみに耐えきれなかったから。

ワンダは今までの人生で両親、兄弟、そして自分の恋人まで失いました。しかも、SWORDのせいでヴィジョンを埋葬することすらできない。ヴィジョンは兵器として認識されていて、完全に解体されてしまっている。

ワンダがSWORD本部に侵入したことは事実ですが、それはヴィジョンの遺体を埋葬するためであって、結果的にヴィジョンの遺体は盗んでいませんでした。全てヘイワード長官のせい。ヘイワード本当に最低。

その後ワンダは「ウェストビュー」に向かうわけですが、それはヴィジョンと同居するために土地を買っていたから。これから2人で幸せに過ごすつもりだったのでしょう。でもその願いですら叶わなかった。

これを知って泣かない人がいるでしょうか。筆者は泣きました。

悲しみに暮れたワンダは現実改変を起こし、結果的にウェストビュー全体を巻き込んでしまいます。

ヴィジョンは2人いる!

© 2021 Marvel

原作では、ワンダ・マキシモフは無から声明を作り出すことは出来ません。しかし、MCUのワンダはできてしまうようです。

ウェストビューで一緒に暮らしていたヴィジョンは、ワンダの悲しみによって作られた生命体。

ヴィジョンには、ウェストビューに来る以前の記憶が一切ないのにも説明がつきます。彼はサノスによって殺されたヴィジョンではなく、ワンダによって1から作られた存在だからです。

また、ヘイワード長官は今まで解体していたヴィジョンを組み立て、復活させることに成功します。第5話において、SWORDがワンダに発射したミサイルには赤いオーラが漂っていましたが、これはワンダのパワーであり、これを利用してヴィジョンを復活させることに成功します。

しかし、そのヴィジョンは真っ白でしたね。これは原作にも登場していて、白ヴィジョンと言われています。白ヴィジョンは感情を一切持たず、ただの「ロボット」として動作します。そのため、ワンダにも容赦なく攻撃してくることでしょう。
ヘイワード最低!!

この物語はシットコムでした。

© 2021 Marvel

これまで「ワンダヴィジョン」には色々な考察があって、「シットコム」というよりは「ミステリー」として認識されていたように思います。実際筆者もそう認識していました。
しかし、これはシットコムなのです。
今回のエピソードでは、ワンダが辿ってきた人生が詳しく語られました。両親を亡くした場面から、ヴィジョンと一緒に暮らしていた場面まで。

 

そこではっきりしたことは、悲惨な人生を送ってきたワンダにとって、シットコム作品が唯一の救いであったことです。

 

だからこそ、ウェストビューでのワンダの暮らしはシットコムとして作られていたのですね。

これを知ってワンダを嫌う人がいるでしょうか。筆者は大泣きました(2回目)。

今まで、私たち視聴者は「ワンダヴィジョン」をミステリーとして捉えていましたが、そう思わせることが制作側の狙いだったのかもしれません。
Marvel Studio、恐るべし…。

ワンダ=スカーレット・ウィッチ!

© 2021 Marvel

↑これについては次回の記事で考察します!

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