【ワンダヴィジョン第8話 考察①】ワンダには「別の」両親がいる?

Marvel / MCU

*この記事には、ドラマ『ワンダヴィジョン』第8話までのネタバレが含まれています。ご注意下さい。

先日26日、ワンダヴィジョンサイシンエピソードである第8話が公開された。この記事では前回の記事を基に、8話の考察をストーリー順に紹介していく。

魔女裁判にかけられるアガサ

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セイラム魔女裁判

今回のエピソードは、アガサが刑罰を受けているシーンから始まる。時代は1693年、場所はマサチューセッツ州セイラムであるが、これは「セイラム魔女裁判」が行われていた時期と一致する。
セイラム魔女裁判は実際に行われたもので、合計150人ほどの女性が魔女である疑いをかけられ、一部が処刑された。この裁判では、自分が魔女であることを認めた者は有罪にならず、処刑された者全員が魔女であることを認めなかったという。

アガサはこの刑罰の場面で自分が魔女であることを認めていたが、魔女かどうかを問われるシーンがわざわざ入っていたのは、この「セイラム魔女裁判」を暗示するためだろう。

裁判は原作にも

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また、アガサ・ハークネスが裁判にかけられるという出来事は原作にも存在するため、このシーンは原作へのオマージュでもある。

スクラッチーは何者??

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アガサのペットとして第2話から登場しているウサギの「スクラッチー」。今回のエピソードでは、アガサがスクラッチーと会話しているシーンが映されていた。
また、アガサが与えたセミを食べるシーンも含まれていたことから、スクラッチーはただ者ではないことが分かる。

メフィスト?

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スクラッチーはメフィストであるという可能性はゼロではないだろう。
原作で「悪魔」として登場するメフィストは、自身の姿を自由に変えることができ、虫や動物に変身することもできる。

そのため、スクラッチーに化けているメフィストが、アガサと協力している、またはアガサを操っている可能性もある。

アガサの子供?

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原作には、「ニコラス・スクラッチー」という人物が登場するが、彼はアガサの息子である。彼は「ニューサレム」と呼ばれる魔法使いの住む町のリーダー的存在であるのだが、このウサギのスクラッチーもアガサの息子であり、アガサと協力している可能性もある。

ワンダヴィジョンはおそらく次回で最終話となるため、ウサギのスクラッチーについて掘り下げられることはないだろうが、これから先のシリーズで関わってくる可能性は十分ある。

アガサの心を読もうとするワンダ

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アグネスが魔女であると知ったワンダは目を赤色に光らせ、アガサの心を読もうとするが、アガサは「私の心を読むことは不可能だ」と言う。

前回第7話において、アガサの家にいるビリーが「あなたも静かだ」とアガサに言うシーンがあったが、これは、魔法で相手の心を読めるビリーでさえアガサの心を読むことができなかったためであろう。

アガサがどれだけ強力な魔法使いなのかがはっきりしたシーンであった。

ピエトロを送った理由

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前回第7話で、ピエトロを遣わしたのはアガサであることが判明したが、それはワンダがどうやってヘックスを作り出したのかを知るためであった。

第6話でピエトロがどうやってこの世界を作り上げたのか問い詰めるシーンがあったが、これはそのためであった。

また、今回の冒頭、アガサが「彼(ピエトロ)の死体はこの大陸にない」と述べていたが、このセリフを字幕で見ると、「死体は別の大陸にある」となっている。
果たして、これはマルチバースを意味しているのか、それとも、ただ単にピエトロが死んでいることを暗示しているだけなのだろうか…。

ともかく、ピエトロ役の人物は元々ウェスト・ビューにおり、アガサによって操られていただけであった。しかしもちろん、X-MENのクイックシルバーに化けたロキがウェスト・ビューに来ており、アガサによって操られているという可能性もある。

ワンダの両親は別にいる説

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今回のエピソードでは、ワンダの過去が次々と明かされた。その中には、ソコヴィアで両親と一緒にシットコムを見る場面があり、この直後ミサイルが彼女の家を襲った。

ミサイルは不発弾ではなかった?

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不幸中の幸いにも、ミサイルが不発弾だったことで命を失わなかったとされているワンダ。しかし、あれは本当に不発弾だったのか?
もしアガサの言う通り、ワンダはあの際、「確率操作の魔法」を使って爆発を止めたのならば、話は面白い展開につながる。

ワンダは養子だった?

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もしワンダが魔法でミサイルの爆発を止めていたとすれば、彼女は子供のころから力を得ていたことになる。もしそうならば、ミサイルによって亡くなってしまったワンダの両親は、ワンダの本当の両親でないかもしれない。
なぜなら、ワンダが生まれつきパワーを持っていたために、養子として育てられていた可能性があるからだ。

そして、その本当の親がマグニートー夫妻であったという方向に話を展開すれば、X-MENの登場などとも絡めることができる。

もちろん、これはあくまで筆者の考察だが、このような展開も面白いだろう。

ナイトメア

ミサイルが家を襲った後、ワンダとピエトロは家具の下に隠れていたが、その際、ミサイルの横に電源がついたままのテレビがあることを見つける。これはもともとワンダたちが見ていたシットコム番組なのだが、このテレビに流れる音声に注目すると、ある文章が2度繰り返されている。

“What a nightmare!”

これは「なんて悪夢だ!」という意味の文章なのだが、この「悪夢」には”nightmare“という単語が使われている。

そう、これは原作のヴィランとして有名な「ナイトメア」を表している可能性が高い。
ナイトメアはメフィストと同等の力を持つほど強力なヴィランであり、ドクター・ストレンジ2に登場するのではないかと前々から噂されている。

このnightmareという単語はワンダヴィジョンで何度か登場しており、SWORDのヘイワード長官やピエトロの発言に含まれていた。

ナイトメアがワンダの人生に関わっている、あるいはウェスト・ビュー内にいる可能性もあるのではないか。

CMはワンダのトラウマを表していた

スターク・インダストリーズ製トースター

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第1話のCMには、スターク・インダストリーズ製のトーストが紹介されていたが、もちろん、これはワンダたちを襲ったミサイルを表していた。
トーストのCMには、赤いランプが音を鳴らしながら点滅する場面があったが、これもワンダが実際に経験していたのだった。

スカーレット・ウィッチの本当の正体

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物語はワンダのヒドラ時代に進み、ワンダは実験室でマインドストーンに触れるよう支持される。すると、マインドストーンはワンダのもとでパワーを解き放ち、スカーレット・ウィッチが一瞬姿を表す。

MCUで初めてスカーレット・ウィッチが登場した場面だ。

しかし(これは海外のファンが見つけたものなのだが)、この画像の明るさ等を調節すると、その姿がよりはっきりと見える。

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ご覧の通り、彼女の顔はワンダとかなり似たものとなっている。

これがワンダ自身ならば、彼女は未来の自分(スカーレット・ウィッチ)から力を授かったこととなる。

 

次回はこの続きを考察していく。

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