ヴェノムがMCUの世界線に！？
©︎ Sony/Marvel 2021
言うまでもなく、本作のエンドクレジットシーンで驚くポイントは、あのMCU版スパイダーマン(ピーター・パーカー)がヴェノム達の観ているテレビで報道されたことでしょう。あるいは正確には、ヴェノムがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界線に飛んできたと言うべきでしょうか。
ポストクレジットシーンの冒頭、仲良くテレビドラマを観ていたヴェノムとエディ。ヴェノムが自分の生まれ育った故郷であるシンビオートの世界をエディに見せようとすると、そこである異変が。彼らは今までいた部屋とは違う場所へ飛ばされたのです。これはおそらく、ヴェノムたちが”マルチバース”、つまり他の世界線に飛ばされたということでしょう。初めはヴェノムの仕業かとエディは戸惑いますが、どうやらそうではない様です。
テレビに映っていたのは誰？
©︎ Sony/Marvel 2021
＊以下、『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』のネタバレを含みます。
ヴェノムたちが他の世界線へ飛ばされた後、テレビにはある映像が流れていました。まず目に入るのは、J・K・シモンズ演じる”J・ジョナ・ジェイムソン”の姿。J・ジョナ・ジェイムソンとは、初代スパイダーマン映画であるサム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズや、MCU作品『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』などでニュースキャスターを演じた人物。
そしてヴェノムたちがテレビに注目すると、なんとそこにはスパイダーマンことピーター・パーカーの姿が！前作『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』でスパイダーマンであることを全世界に明かされたピーター・パーカー。この映像によって、ヴェノムたちの降り立った世界線はMCUと同じ世界であることが明らかになりました。
どこに飛ばされた？
©︎ Sony/Marvel 2021
果たして、このエンドクレジットでヴェノムたちはどこへ移動したのでしょうか。まず明らかなことは、ヴェノムたちがマルチバースを移動したということでしょう。「マルチバース」とは、多元宇宙を意味します。「パラレルワールド」というと分かりやすいでしょうか。2019年公開映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は、このマルチバースを扱った作品になっており、いくつもの世界線から様々なスパイダーマンが集結しました。なぜこの作品を紹介するかというと、マルチバースへの移動の仕方が少し似ているからです。『スパイダーマン:スパイダーバース』では、マルチバースへ移動した時に身体が震えるようなエフェクトがありました。そして今回の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』でも、ヴェノムたちの身体に同じような現象がみられたのです。もちろん、詳しくは実際に見比べてみないとわかりませんが、マルチバースを扱った作品とエフェクトが似ていたということで、ヴェノムたちは他の世界線に移動したとみなすことができます。
では、世界線を移動した後、ヴェノムたちがいた場所はどこなのでしょうか。それはおそらく、「元々の世界線で、ヴェノムたちがいた場所(南国ビーチのホテル)」でしょう。
物語終盤、ヴェノムとエディは南国のビーチにいましたが、エンドクレジットで飛ばされた場所もリゾートホテルのような場所でした。そのため、ヴェノムたちは別の世界線（MCUの世界線）における自分たちが元々いた場所（南国のホテル）に飛ばされたのかもしれません。
コメント