MCU初のドラマシリーズでありフェーズ4最初の作品である『ワンダヴィジョン』が本日1月15日17時、ディズニープラスで配信された。
前回のMCU作品が2019年6月に公開された『スパイダーマン・ファーフロムホーム』からおよそ18カ月ぶりのMCU作品になるこちらの作品は、映画『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』から本格的に登場したスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフと人工知能のビジョンの恋愛関係を描いた作品。
これまでの予告編から、映画『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』で死亡したはずのヴィジョンが復活していることやワンダ・マキシモフの現実改変能力が垣間見られること等が分かっていたが、本日15日、ついにその作品の1話、2話が公開された。
1話あらすじ
記念すべきフェーズ4最初の場面は、なんといきなり白黒の映像から始まる。そこにはワンダ・マキシモフと何故か復活したビジョンが車を運転し、シットコム感を漂わせる音楽が流れる。
家につくと、ヴィジョンは仕事へ行き、ワンダは隣人のアガサ・ハークネスとあいさつを交わす。対するヴィジョンは上司であるアーサーを夕食に招くことを思い出し、舞台は夕食へと移る。
夕食の途中、アーサーはのどを詰まらせて苦しみ、もがくが、アーサーの妻は自分の夫が死にかけているにもかかわらず、なぜか笑い続ける。結果、ヴィジョンが彼を救うことに成功するが、かなり不気味な気分にさせられるシーンの一つだ。

© 2021 Marvel
その後、しばらくして1話は終わりを迎えるが、最後に画面に映るのはソードの建物と思われる場所でテレビ画面に映るワンダたち。シールドと似た組織のソードは彼女たちの動きをまるで監視しているかのようだ。
第2話あらすじ
第2話では、オープニングシーンにアニメーションが使用されるなど、第一話と違った演出で始まった。

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マジック・ショーの練習をした後、ヴィジョンは図書館へ向かい、ワンダは家の外にあるおもちゃのヘリコプターを見つける。このヘリコプターは予告編でも登場していたが、白黒の世界でなぜか色のついた物体である。
ドッティと名乗る女性と話していると、近くにあったラジオから急に「ワンダ!」と音声が入る。その後ドッティの持つクラスが破裂し、ドッティは出血する。この出血にも色が付いており、不気味さを感じさせる。
マジック・ショーを終えたワンダたちは帰宅し、子供についての話を二人でかわす。すると突然、ワンダのお腹が膨らんでいることが発覚する。急に妊娠したことにおどろいた二人はキスを交わそうとするが、外から物音がするため、家を出る。

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すると予告でも登場した、蜂の駆除隊のような男が地下から現れ、ワンダたちは困惑する。するワンダは突然、『ダメ』と口にし、なんと時間を巻き戻した。
その後白黒の世界から色を取り戻し、カラフルな世界へと変化したところで物語は終了する。
小ネタを一部紹介
ソコヴィアの強調
第1話において、ヴィジョンの上司であるアーサーがワンダの家に訪れた際、ワンダはアーサーをヴィジョンだと勘違いし、彼に後ろから目隠しをするようなそぶりをしてしまう。それを見て焦ったヴィジョンは、ワンダはソコヴィア出身であるため、そのようなおもてなしをしているのだという、かなりギリギリのラインをつく言い訳で混乱を収めようとする。
ここでいうソコヴィアとは、実際のワンダの出身地であり、映画『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』の決戦の舞台となった場所である。今作では、このソコヴィアが鍵を握る1つのキーワードになるのかもしれない。
スターク・インダストリーズ、ヒドラのCM
第一話の最中に登場した食パンのトースターのコマーシャル。実はこのトースターの製造元が『スターク・インダストリーズ』なのだ。スターク・インダストリーズとは、アイアンマンことトニー・スタークが所有していた会社名である。
この名前が出てくるということは、ワンダがトニー・スタークの製造した武器に両親を殺されたことへの怒りや衝撃がいまだに残っていることを示しているのかもしれない。
ヒドラ製の腕時計のCM

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第2話には、シールドの大敵であるヒドラのマークがついた腕時計が登場する。実は、ワンダと彼女の兄弟であるピエトロ(クイックシルバー)はこのヒドラの秘密実験によりパワーを授かっており、その際の名残が残っていると思われる。
またそれだけでなく、この腕時計はストラッカーという名を持つ腕時計であるが、このストラッカーという名は、映画『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』に登場したヒドラの幹部的存在であり、ワンダとピエトロの秘密実験にかかわっていた人物の名前である。これは彼が今後登場する伏線なのであろうか。
ディズニー・プラス配信コンテンツ『ワンダ・ヴィジョン』は毎週金曜17時日本公開である。
来週1月22日に配信される第3話が待ち遠しい。
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