MCU新作『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス(以下MoM)』の予告編が先日公開されました。
この記事では、前回の予告編解説よりさらに1弾深堀りをした徹底解剖をしていきます。驚きの発見も含まれているので、是非最後までご覧ください。
アニメの世界が予告編に登場!?
アニメーションの世界が予告編に登場していたことに気付いた人はそう多くないでしょう。予告編1:25に注目すると、”ドクター・ストレンジ”と新キャラの”アメリカ・チャベス”が宙を舞っているシーンがあります。ここでガラスの破片が割れるようなエフェクトが入り、他のユニバースの様子がほんの一瞬映ります。
そして驚くべきことに、ここで垣間見えるユニバースがアニメーションの世界になっているのです。
これは、MCUのマルチバースにはアニメーションの世界も含まれるという決定的な証拠です。そのため、昨年夏にディズニープラスにて配信されたアニメーション作品『ホワット・イフ…?』の世界ともつながりうるのです。
また、予告編公開に合わせて公開された新ポスターには、『ホワット・イフ…?』第1話で登場した”キャプテン・カーター”の盾が映っています。彼女の登場も期待できるのかもしれません。
いずれにせよ、今作を観る前に『ホワット・イフ…?』を観ておく方が本編をより楽しめるでしょう。
ワンダはストレンジを騙している?
マルチバースを理解したいストレンジは、ワンダに会って助けを求めます。このシーンは1つ前の予告編にもありました。このシーンが発生している場所を”公園”とでも呼んでおきましょう。
しかし、この”公園”にいる時点でワンダはストレンジをだましている可能性が出てきました。
今回の予告編1:47あたりでは、ワンダとストレンジが会話をしているシーンがあります。ここで、ワンダは「ルールを破ることで、あなた(=ストレンジ)はヒーローに。だけど私は悪役に。不公平よね?」というセリフを言うわけですが、ここで二人がいる場所に注目すると、先ほどの場面の”公園”にそっくりなのが分かります。何が起こっているのかは不明ですが、ストレンジの服装は同じなのに比べて、ワンダはスカーレット・ウィッチの格好をしており、背景が赤く染まっていることから、ワンダは魔法を使ってストレンジを騙している可能性もあるかもしれません。
『ハウス・オブ・M』到来か
予告編1:26には、ストレンジとアメリカ・チャベスの体がブロック状に分割する奇妙なシーンが映りますが、これは原作コミック『ハウス・オブ・M』の表紙とかなり似ていることが分かります。
『ハウス・オブ・M』は、主人公ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)が子供を失った悲しみに暮れ、能力を暴走させてしまう物語。
やはりストレンジは、『ワンダヴィジョン』で子供を失った悲しみに暮れるワンダと戦うという悲惨な展開になるのかもしれません。
アメリカ・チャベスの星形ポータル
今作で初登場する新キャラクター”アメリカ・チャベス”は、マルチバース間を移動できる能力を持ち、彼女のコスチュームの背中には星形のマークがあることが特徴です。
原作コミックにおいて、彼女は”星形のポータル”を開けることでマルチバース間を移動するのですが、どうやら映画でもその設定は受け継がれているようです。
予告編のはじめでは、彼女が謎の魔物によって束縛されているシーンがありますが、彼女の背後には星形のポータルが見えます。原作コミックの設定が忠実に再現されていることが分かります。
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