MCUシリーズ初のドラマ作品となる『ワンダヴィジョン』の第4話が先日公開された。
これまでの3話とは一味異なったストーリーが展開され、世界中のファンが興奮している中、MCUでおなじみのイースターエッグ(小ネタ)や伏線5つを考察していきたい。
1.ウー捜査官のトランプマジック
映画『アントマン・アンド・ワスプ』以来の出演となったFBI捜査官のジミー・ウー。彼はその映画で、アントマンことスコット・ラングに影響を受け、トランプマジックを練習していたが、この第4話で彼がかなり上達していることがわかった。
微笑ましい伏線の改修である。
2.スクラル人が紛れ込んでいる⁉
映画『キャプテン・マーベル』に登場したスクラル人が今作『ワンダヴィジョン』にも登場する可能性が出てきた。
第4話でウー捜査官がホワイトボードに、ワンダの世界についての考えをまとめている場面に注目してみると、
上記の写真を注意深く見て頂ければわかる通り、画面の左に『SCRULLS?(スクラル人?)』と書かれてある。
このことから、スクラル人はすでにFBIに知られており、地球で暗躍している可能性がある。映画『キャプテン・マーベル』に登場したタロスたちスクラル人は悪役ではなかったが、もしかすると、原作コミックのように地球で悪事を行っているスクラル人も存在するのかもしれない。
また、マーベル・スタジオのCEOケヴィン・ファイギは、原作コミックでスクラル人の物語を描いた『シークレット・インベージョン』というドラマ作品をディズニープラスで配信することを決定しているため、これからスクラル人についての物語が深く掘り下げられていくことはほぼ確実である。
果たして、もしワンダヴィジョンでスクラル人が紛れ込んでいるとすれば、それは誰なのだろうか。
やはり六角形は何かしらの意味を持っている
上記のウー捜査官のホワイトボードには、他にも注目すべき項目がある。それが、「WHY HEXAGONAL SHAPE?(なぜ六角形の形?)」の部分だ。
六角形や「6」という数字が示す意味についてはこのサイトで何度も考察しているが、やはり何かしらの意味を持つことは間違いなさそうだ。
3.ヴィジョンは死んでいる?
映画『アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー』でサノスによって殺され、死亡したヴィジョンだが、ワンダヴィジョン第4話ではその遺体のままの姿が映される。
実は当初、『アベンジャーズ・エンドゲーム』のエンドクレジットにワンダヴィジョンに繋がる映像が採用される予定だったという。それがワンダがヴィジョンの遺体のもとへ行くという内容であったことが正式に判明している。
つまり、ワンダはその際にヴィジョンの遺体を持ち帰り、自らの力を使って彼を生き返らせようとしたのかもしれない。また、今作の予告編にはワンダがマインドストーンに触れる映像も含まれていたことから、彼女はヴィジョンを復活させるためにマインド・ストーンを作り出そうとしたという可能性もゼロではなさそうだ。
4.シットコムの世界は現実か
第2話で登場した地下からの養蜂家。彼は第4話でSWORDの職員(フランクリン)だと判明した。
注目したいのは、彼が下水道からワンダの世界に侵入した際、身に着けていた紐のようなもの(ある種の命綱?)がシットコムの世界にフィットするように変化したままで、現実の世界へと引き戻されたことだ。
この場面から、ワンダの世界から抜け出したものは実際に存在することが分かる。つまり、ワンダの世界で生まれた双子のビリーとトミー(ウィッカンとスピード)も現実世界で存在できることがほぼ確定した。ヤングアベンジャーズの実現も現実味を帯びてきた。
一番謎めいているのは、ヴィジョンが現実世界で存在できるのかということだが、第4話において:
ヴィジョン「もしこの町が嫌なら、君の行きたい所へ」
ワンダ「それは無理よ」
という会話が交わされていることから、ヴィジョンはウェストビューにいないと生きていられないのかもしれない。
5.ワンダは何者かに操られている??
これは筆者の勘違いかもしれないが、ワンダがモニカ・ランボー(ジェラルディン)をウェストビューから追い出した後、ワンダの顔は一瞬戸惑っているようにも見える。
もしかすると彼女はあの世界において何者かに乗っ取られている、あるいは記憶を改変させられていることもあるかもしれない。
ワンダヴィジョンは毎週金曜、ディズニープラスにて配信中である。
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