*このページの内容にはネタバレが含まれています。またご覧になっていない方はご注意ください。
全てを理解するアグネス
ワンダとヴィジョンが子育てに苦戦していると、アグネスは丁度いい(良すぎる)タイミングで2人の前に姿を表す。そして予告編にもあったように、彼女はワンダに「もう1度撮り直す?」と語りかける。トミーとビリーが突然成長しても全く驚くそぶりを見せないことからも、彼女はウェストビュー(ヘックス)で起きていることを全て理解している可能性が高い。彼女は今回登場したペットのスパーキーにも深く関わっているため、動物を使って何かを企んでいる可能性が高い。
ヴィジョンの遺体を盗むワンダ
今回のエピソードで、ワンダがヴィジョンの遺体を力ずくで持ち出したことが明らかになった。ちなみに、映画『アベンジャーズ・エンドゲーム』のエンドクレジットで彼女が遺体のヴィジョンの元へ訪れるというシーンが計画されていたことが既に明らかになっている。
しかし、ここで注目したい点はSWORDのヘイワード長官の発言だ。彼はワンダが遺体を持ち出す動画を「9日前」に入手していたのに関わらず、その映像を今まで共有していなかった。操作を円滑に進めるためにも、初めに映像を公表し、情報を共有すればよかったはずだ。また、自分が長官なのにも関わらず、「SWORD本部から許可を得た」と発言している点も怪しい。本作から初めて登場するSWORDだが、もしかするともう既に悪の組織と化しているのかもしれない。
個人的にはサンダーボルト・ロス将軍が関わってきてもおかしくないと考えている。
モニカの連絡相手とは?
前回ワンダによってウェスト・ビューから追い出されたモニカ・ランボーは今エピソードでは主にウー捜査官とダーシーと行動する。ここでいくつか注目したい点がある。
ダーシーはモニカのファン??
ダーシーとモニカが初めて対面する際、ダーシーは彼女の大ファンだと告げる。もちろん、これはSWORDを立ち上げたマリア・ランボーの娘だからという理由も考えられるが、他に理由があるとしたら、それはモニカがヒーロー活動をしているからというという説だろう。
モニカは原作においてヒーローとして活動しており、いくつかの特殊能力も備わっているため、彼女はMCUの世界においてもヒーロー活動をしているのかもしれない。
モニカのメッセージは宇宙へのもの?
モニカがダーシーたちと話している際、彼女は何者かにテキストメールを送っていた。これが誰なのかについては色々と考察できるが、ニック・ヒューリーの可能性もあるだろう。モニカは現場復帰してから元々宇宙へ行くつもりだったことから、宇宙にいるニックと面識がある可能性が高く、また彼女がヒーロー活動をしているとすれば、なおさらニックと親しい関係にある可能性が高い。
もちろん、ニックが地球に来たところで何の助けになるのかという考えもあるだろうが、彼はアベンジャーズのメンバーやスクラル人といった様々な人脈を持っているため、モニカはそれを期待してメッセージを送ったのかもしれない。(以前からMCUへの登場が確定しているノヴァが助っ人役として出演しても面白い)。
また、ウェスト・ビューにあるヴィジョンの会社の中のパソコンにモニカのメッセージが届いた理由も、彼女が宇宙にメッセージを送ったとすれば、理解できる。なぜなら第4話で明らかになったように、ウェスト・ビューの周りにはCMBR(宇宙マイクロ波背景放射)が大量にあるからだ。宇宙に由来するエネルギーがウェスト・ビューを囲っているため、モニカが宇宙宛に送ったメールがウェスト・ビューに流れ込んだのだろう。
秘密を知るヴィジョン
以前からウェスト・ビューの奇怪さに疑問を感じていたヴィジョンだが、ついに今話でワンダが人々を操っていることを知る。同僚のノームが恐怖に駆られていることを知り、彼はワンダに詰め寄るが、ウェスト・ビューの異変に気づいた彼でさえも、以前の記憶が無いことがわかる。このことから、ワンダはヴィジョンに過去で起きた出来事を知られたく無いがために、記憶を操作しているのかもしれない。
しかし、ここが今作の面白い点の1つなのだが、この物語の本当のヴィランはワンダでない可能性も高い。それというのも、ワンダは最後の場面において、「この世界がどのように始まったのか分からない」というセリフを口にしているためだ。
また、ヴィジョンの同僚のノームが正気を取り戻した際、彼は「She`s in my head.(彼女が頭にいる)」というセリフを口にする。「ワンダ」ではなく、「彼女」と言っていることから、市民たちを操っているのはワンダ以外にも存在するのかもしれない。その場合、現時点で1番に考えられるのはアグネスだろう。
CMに登場した「ラゴス」とは?
前回第4話ではSWORDに焦点が当てられたため、CMは含まれていなかったが、今回はCMが含まれていた。内容としては「ラゴス(Lagos)」という名の紙タオルの商品紹介だが、この「ラゴス」というのはMCUに登場する町の名前であり、ワンダが映画『キャプテン・アメリカ / シビル・ウォー』でビルを破壊し、人々に危害を加えてしまった場所である。
今までのCMにはスターク・インダストリーズやストラッカーなどが登場したが、ほとんどのCMについて言えることは、CMはワンダのトラウマを表している可能性が高いということだろう。その証拠に、第5話のCMの最後には「好きで失敗したんじゃない」というキャッチフレーズが使われている。ラゴスでビルを破壊し、人々に危害を加えてしまったことは「好きでやったんじゃない」とまるでワンダが語りかけているようだ。
まさかのXMEN版クイックシルバー登場。
今回のエピソードでは何と言っても衝撃のラストに度肝を抜かれた。エヴァン・ピーターズ演じるクイックシルバーがラストで登場したことには、読者の皆様も驚いたことだろう。2019年にディズニーがXMENシリーズを持つ20世紀フォックスを買収してから1年ほどしか経っていないが、これほど早くXMENのヒーローがMCUで見られるとは驚きだ。
もちろん、彼が子産駒において本当にヒーローとして活動するのかはまだ定かではないが、1つ明らかなことは、今回のエピソードでMCUはついに「マルチ・ユニバース」への第1歩を踏み出したというわけだ。果たして来週の第6話で何が起こるのか?ワンダヴィジョンは最後の3話でアクションシーンが豊富に見れるという噂もあるため、これからのエピソードに期待したい。
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