コロナウイルスの感染拡大により、2021年に多くの作品が公開される予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。
その作品の中でも、今回は、11月に公開予定のMCU映画「エターナルズ」に焦点を当ててみます。
本作品が注目されるべき理由を4つ紹介したいと思います。
1.スケールの広大さ
『エターナルズ』は地球だけでなく、宇宙を舞台に物語が繰り広げられます。しかし注目すべき点はそれだけではありません。
本作品は7000年というとてつもない期間を扱う作品になると言われています。
今までのMCU作品で描かれた最も古い時代設定は『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』の第二次世界大戦の時代でした。
しかし『エターナルズ』の時代設定はメソポタミア文明まで遡ります。今までのMCU映画とは全く異なった作品になることは間違いありません。
マーベル・スタジオは本作品を通してさらなるユニバースの拡大を図っているのでしょう。
2.豪華すぎるキャスト陣
本作品に登場するキャスト陣にも目を離せません。
はっきり言って豪華すぎます。
アンジェリーナ・ジョリー
まずはアンジェリーナ・ジョリーです。彼女の名前を聞いたことがない人はおそらくいないでしょう。
アンジェリーナは『マレフィセント』シリーズや『ウォンテッド』、『トゥームレイダー』など、約20年以上にわたってハリウッドで活躍している女優。
そんなアンジェリーナは『エターナルズ』において「セナ」というキャラクターを演じます。
セナはエターナルズの種族の一員であり、超高速で移動したり、自由に飛行できるなど、様々な能力を兼ね備えた存在。
セナは敵であるはずの「ディヴィアンツ」の中に恋人を持っているため、少し複雑な存在でもあります。ちなみに彼女はサノスのいとこでもあります。
リチャード・マッデン
主人公「イカリス」を演じるのは、あのリチャードマッデンです。
彼は映画『ロケットマン』やドラマ『ボディガード』、最近公開された『1917』など、数々の有名作品に出演しており、次なる007の有力候補とも言われています。
しかし彼の出演作品で最も有名なものは、海外ドラマ最高傑作と言われる『ゲーム・オブ・スローンズ』でしょう。彼は本作品で、スターク家の長男「ロブ」を演じました。
そんなリチャード・マッデンは、『エターナルズ』で主人公のイカリスを演じます。
イカリスはエターナルズの中でもトップクラスのパワーを持つ存在で、飛行能力やコズミック・エネルギーの操作、自己再生能力などを兼ね備えています。
キット・ハリントン
筆者の一押し俳優キット・ハリントンも本作品に登場します。
いうまでもなく、彼は『ゲーム・オブ・スローンズ』でジョン・スノウを演じた俳優です。
スターク兄弟が出演するということで、本作品はゲースロ好きにとっても見逃せない作品になります。
キットの出演作品としては、他に『サイレント・ヒルⅡ』や『ヒックとドラゴン』シリーズなどがあります。
そんなキット・ハリントンは、『エターナルズ』でブラックナイトを演じます。
ブラックナイトはエターナルズの種族ではなく、人間です。もちろん、普通の人間よりも強靭で、「エボニーブレイド」という隕石から作られた剣を使いこなします。馬に乗りながら戦う事もしばしばあるため、ゲースロでジョン・スノウを演じたキットを採用した理由がよくわかります。
また、ブラックナイトはエターナルズの一員のセルシと恋人関係にあり、セルシの能力を借りてマルチバースを移動することもありました。
原作において、ブラックナイトはそこまで有名なキャラクターではありませんが、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギは「これからのMCUにおいて重要な役割を担うようになる」と述べているため、『エターナルズ』以外の作品にも登場してくることでしょう。
マ・ドンソク
韓国系アメリカ人のマ・ドンソクも『エターナルズ』に出演します。
彼は『フェニックス 約束の歌』や『犯罪都市』など、韓国映画にしばしば登場する人物です。
そんなマ・ドンソクはエターナルズ種族のギルガメッシュを演じます。
ギルガメッシュはエターナルズの中でも最強クラスの肉体の持ち主であリ、他のエターナルズの4倍も強い肉体を持つと言われています。
ジェンマ・チャン
『キャプテン・マーベル』でミネルヴァ役を務めたジェンマ・チャンも『エターナルズ』に出演します。
彼女は現在公開中の映画『ラーヤと龍の王国』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズにもキャストされているアジア系イギリス人。
彼女が演じるのはエターナルズ族のセルシ。セルシはテレポート能力やイリュージョン能力に長けていて、人間界を愛するキャラクターでもあります。
またセルシは言語能力にも長けていて、クリー語も話すことができるため、『キャプテン・マーベル』に登場したミネルヴァとも何かしらの共通点があるのかもしれません。
クメイル・ナンジアニ
ドラマ『シリコンバレー』や映画『ビッグ・シック 僕たちの大いなる目覚め』に出演したクメイル・ナンジアニも本作に出演することが決定しています。
彼が演じるのはキンゴというキャラクター。キンゴはエターナルズの種族であり、侍を愛しています。そのため刀を使用し、人間の侍のように戦うことを好みます。今までMCUにおいて日本が描かれることはあまりありませんでしたが、このキンゴを通して日本の歴史が描かれるかもしれません。
ブライアン・タイリー・ヘンリー
『ビール・ストリートの恋人たち』『チャイルド・プレイ』などに出演したブライアン・タイリー・ヘンリー。彼は『スパイダーマン/スパイダーバース』でジェファーソン・デイヴィスの声を担当してもいました。
そんな彼が演じるのはファストスというキャラクター。ファストスはエターナル種族の1人で、武器製造を得意としています。ファストスは物静かな性格で、あまり好戦的ではありません。しかし彼もエターナルズの一員であるため、他のエターナルズと同じような強さを誇ります。
サルマ・ハエック
2002年公開映画『フリーダ』で主人公を務め、アカデミー主演女優賞を獲得した実力派女優サルマ・ハエックも本作『エターナルズ』でMCUへ参加することに。
彼女が演じる役はエターナルズのリーダーになると言われているアジャック。アジャックは原作では男のキャラクターとして描かれており、音速で移動したり物体の分子を書き換えたりといった能力を持ちます。
ローレン・リドルフ
ローレンリドルフはドラマ『ウォーキング・デッド』でコニー役を務めている女優。他の出演作品として、アマゾンプライム作品『サウンド・オブ・メタル』などがあります。
彼女が演じるのはマッカリというエターナルズ。このマッカリはアジャックと同様、原作では男性のキャラクターで、エターナルズの中でもスピード能力がピカイチ。水上を走ったり、壁を駆け上がったりすることも可能です。
リア・マクヒュー
『ホット・サマー・ナイツ』や『ロッジ/白い悲劇』などに出演したリア・マクヒューも本作に登場。出演陣の中でも最年少の彼女は、ホラー映画を中心に様々な映画に関わってきました。
そんなリアが演じるのはスプライトというエターナルズ。スプライトは見た目は子供ですが、他のエターナルズと同じように様々な能力を兼ね備えています。その中でも際立って得意なのがイルージョン能力。彼女が作り出したものは本物と見分けが付かないそうです。
ちなみに、スプライトも原作では男性として登場します。
バリー・コーガン
『聖なる鹿殺し』やクリストファー・ノーラン監督作品『ダンケルク』などの作品で知られるバーリー・コーガン。彼も本作に登場します。
バリーが演じるのは、主人公イカリスのいとこであるドルイグ。ドルイグもエターナルズの一族で、テレパシー能力やイリュージョン、物質変換など、様々な能力を所有しています。
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